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~以下は2017年11月28日のブログから一部抜粋・加筆修正です~

経営はオーケストラです。指揮者が経営者(リーダー)、そして演奏者が従業員(パートナー)です。

指揮者は大勢のオーケストラで将来演奏したい楽譜を描きます。最初はタクトを振っているだけでは音楽にならないので、駆け出しは自分一人で楽器を演奏します。そして自分の志とビジョンで描いた壮大な楽譜に共感して一緒に演奏してくれる演奏者を集めます。

バイオリン・チェロ・シンバル・ピアノ、それぞれの得意楽器をストレスなく集中して演奏できる環境づくりが指揮者の仕事です。演奏できる楽器が弾けなくても、裏方として演奏者全員の雰囲気づくりに貢献しているなどの環境づくり要因も考慮し、指揮者はその良い点を誰よりも認め、大事にしなければなりません。間違っても、圧をかけてオーケストラから追い出すなどしてはいけません。特定の演奏者と結託して圧をかけ始めたら、その他の演奏者も「次は自分」かと脅えはじめ、ポテンシャルを最大限に発揮しにくい環境ができてしまいます。指揮者は一人一人の演奏者の得意楽器、そしてさらに伸びる可能性を誰よりも把握していなければなりません。特に大事なのは演奏者の環境整備とメンタルサポートです。演奏者の楽器が奏でる音が、演奏者のメンタルを反映した悲鳴になることは絶対に避けなければなりません。

指揮者が倒れてしまった時の後継者を育成することも早期に取り組まなければならないことの一つです。そして万が一、オーケストラが解散になった時にも集まってくれた演奏者が今後も問題なく生活できるように、バイオリニストがピアノも弾ける、チェロが弾けて音楽業界とのコネクションが強い、何も楽器は使えないけど人と人をつなぐ才能があるなど、できるだけの能力開発を支援することが重要です。

そして最も大事なことは、指揮者が皆より一段高い台に立つのではなく、演奏者の立つステージをぐっと上げて自分が一番低いところに立ち感謝の気持ちでタクトを振ります。そして演奏者の個と個をつなぎ相互共鳴により壮大な楽譜をより高次のものに昇華して、観客や周囲を巻き込んで幸福の連鎖を起こします。価値の高いオーケストラは収益も大きくなりやすい傾向にあります。指揮者はその収益をもってさらにオーケストラの人員を迎え入れ、同時に人材育成支援にも費用を投下し産業を盛り上げるフォローも行います。

長々と書いてまいりましたが何が言いたいかと申しますと、「指揮者がポンコツであらせられると、演奏者は失業者になりせっかくの楽譜はゴミになる」ということです。

あなたの勤める企業もしくは組織は、あなたが失業者にならないように一生懸命でしょうか?

業績が傾いた瞬間に、一番リスクが高いのはどなたでしょうか?経営者?正社員?派遣労働者?

企業概要欄に記載されている志やミッションがゴミになるかならないか、実はもうすでにゴミになっているか。それを左右するのは経営者や組織長です。

企業の志やミッションが現実になるかゴミになるか、を予見するのはあなたです。

仕事という人生の大半を費やす決断をしているのはあなたです。

企業において経営者がポンコツであってはならないのと同時に、私たちもポンコツであってはなりません。「志やミッションが現実になるか、ゴミになるか」の予見をはずした瞬間に、あなたは失業者予備軍です。失業待ち、なのです。

しかし安心してください私たちの人生は、私たちのものです。

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