中華料理でおなじみの香辛料の
花椒(ホアジャオ)とはなんでしょうか?
花椒は赤と青の2種類がある
花椒には2種類あり色によって「味わいや香り」が異なります。
1.赤花椒(アカホアジャオ)とは?
一般顧客向けの食品スーパーに置いてあるものはこの「赤花椒」です。花椒粉もこの「赤花椒」を粉末状にしたものです。
日本の山椒(サンショウ)とは別種です。
ミカン科サンショウ属の中国を原産とする植物で、その果実を香辛料として利用します。
赤花椒の特徴は、強烈な痺れと適度にふくよかな香りです。強烈な痺れがあるため、近年の痺れラーメンブームで活躍しているのはこの赤花椒の粉末です。麻婆豆腐の「麻」は、この赤山椒の痺れによる刺激を表しているといわれます。
痺れる辛さが好きな方は是非、神田・池袋などに展開するラーメン専門店「鬼金棒(きかんぼう)」は必食の一品です。赤花椒の痺れ、唐辛子の辛さを自分の好みに合わせて楽しめる、人気のラーメンです。
パクチートッピングや、トロトロ肉が抜群に美味しい、辛・痺れが好きな方は是非。
オススメは「パクチー・肉増し」
鹿児島県薩摩川内市にも1軒欲しいな、レシピが気になります。。
鬼金棒の公式ホームページはこのブログの最下部にクリックで飛べるリンクがございます。
さて、赤花椒は以上。強烈な痺れが特徴。麻婆豆腐やラーメンなどで活躍する香辛料です。
2.青花椒(アオホアジャオ)とは?
こちらの花椒は、痺れが赤花椒ほど強くありません。
一方で、爽やかで鼻にぬける強い香りが特徴です。
東京都内に展開する担々麺の専門店、香家や一部高級中華料理店が料理に使用しています。
下記は香家 田町店の料理画像とメニューです。
香家 三田店は担々麺専門店ですが汁なし担々麺・担々麺をハーフ&ハーフで楽しめるお店です。
スパイスを存分に楽しめる担々麺専門店になっています。
こちらも公式ホームページはブログ最下部にページに飛べるリンクがございます。
青花椒が楽しめる数少ないお店の一つです。
味源の青花椒の香りは日本随一
人形町の大衆中華料理店の
味源(あじげん)の青花椒と赤花椒です。
上半分が赤、下半分が青です。
この青花椒、中国の四川省のものを直輸入されているそうで、香りがとにかく良い。
人生変えてきます。全然、大衆中華じゃない。
詳しくは下記リンクの私の別ブログ記事で紹介しております。
とにかく強烈。「こんなの初めて」を体感できます。
中華料理は奥深いですね。様々なスパイスをブレンドすることで、同じ料理、同じ調味料でも全く違った味になります。
では、花椒(ホアジャオ)の活用方法について、記載していこうと思います。
花椒で楽しむ香辛料の世界
1.花椒粉を直接振りかけて楽しむ。
下記の画像は人形町の味源(あじげん)で提供されている「よだれ鶏」です。
自家製の辣油の辛ダレで、蒸し鶏を味付けしてナッツ類を添えていただきます。
またこれが美味い!
ビール!ハイボール!焼酎!
これに、花椒粉を振りかけて食べると、辛いに加えて痺れや香りが加わりより一層美味しくいただけます。
そして中華限らず、カレーやイタリアンなど、スパイスを使う料理には色々試してみるのも面白いと思います。
また、ジャマイカの郷土料理のジャークチキンを調理する時の隠し味のスパイスとして使うのも楽しいと思います。
※ジャークチキンはスパイシーな鳥料理です。
2.花椒で辣油(ラー油)に香りを移して、香油として使う。
中華料理店では、ラー油を自家製で作るお店が多くあります。店によってはラー油を作るときに花椒(ホアジャオ)をラー油に付け込んで、爽やかな香りを移して使用する店舗もあります。
スパイス(香辛料)は面白い!
奥深いスパイスの世界はまだまだ知らないことが沢山!
ハーブ系、木の実系、種子、茎(くき)。
使い方は無限大!
西洋・東洋を超えて、色々な組み合わせてより豊かな料理ライフを送ってください。
味源(あじげん)店舗紹介・食べログページ
辛痺(からしび)ラーメン鬼金棒(きかんぼう)
青花椒も楽しめる担々麺専門店 香家